個人事業主の確定申告のやり方【令和8年分】
最終確認日 2026年10月15日
個人事業主の確定申告は、1月から12月の帳簿を締め、減価償却や家事按分を計算して青色申告決算書(白色なら収支内訳書)を作り、所得控除を加えて確定申告書を作り、e-Taxか書面で出して納付する順番で進めます。令和8年分の所得税の期限は2027年3月15日(月)、消費税は3月31日(水)です。青色申告で65万円の控除を受けるには、複式簿記の帳簿と、e-Taxでの提出または優良な電子帳簿の保存が必要です。
確定申告で必要な書類の判定ツール
事業、給与、不動産などの所得の種類と青色・白色を選ぶと、作る申告書と決算書の組み合わせが分かります。
必要な書類を確かめる確定申告の順番
- 1. 帳簿を締める: 12月分の売上と経費を入れ、通帳や現金の残高と合わせる
- 2. 決算の整理: 減価償却費、家事按分、売掛金・買掛金・未払費用、棚卸
- 3. 決算書を作る: 青色は青色申告決算書4ページ、白色は収支内訳書
- 4. 所得控除をまとめる: 国民年金・国民健康保険、生命保険料、医療費など
- 5. 申告書を作る: 確定申告書第一表・第二表、必要なら第三表や付表
- 6. 提出と納付: e-Taxで送信、または書面で提出し、期限までに納付
令和8年分の期限
所得税の確定申告の期間は原則として翌年2月16日から3月15日までで、令和8年分の期限は2027年3月15日(月)です。還付申告なら1月から出せます。消費税の確定申告と納付の期限は、個人事業主は翌年3月31日で、2027年3月31日(水)です。
納付は、振替納税、ダイレクト納付、インターネットバンキング、クレジットカード、スマホアプリ、コンビニ(QRコード)、窓口から選べます。振替納税を使うと、引き落としは4月の下旬ごろになります。
65万円控除の条件
青色申告特別控除は、複式簿記で記帳し、貸借対照表と損益計算書を添付して期限内に申告すると55万円、さらにe-Taxで提出するか優良な電子帳簿で保存すると65万円です。それ以外の青色申告は10万円です。
期限を1日でも過ぎると、55万円・65万円の控除は受けられず10万円になります。令和9年分からは控除額の区分が見直されるため、来年以降の準備は開業の解説ページで確かめておきます。
自分でやるときのコツ
国税庁の確定申告書等作成コーナーは、決算書と申告書を画面の案内に沿って作り、そのままe-Taxで送れます。会計ソフトを使っているなら、ソフトで決算書と申告書のデータを作ってe-Taxで送る方が転記の手間がありません。
毎月の記帳をためないことが一番の近道です。12月にまとめて1年分を入れようとすると、領収書の不足や入金漏れに気づくのが遅れます。
会社員の副業や給与所得者の申告
会社員が医療費控除やふるさと納税のために行う確定申告は、このサイトでは扱っていません。給与所得者の申告はそろばんノートの年末調整と確定申告のページで確認できます。
よくある質問
スマートフォンでも申告できますか。
確定申告書等作成コーナーはスマートフォンにも対応していて、マイナンバーカードでe-Taxに送信できます。決算書の入力に対応している範囲は年分ごとに国税庁の案内で確かめます。
確定申告の後に間違いに気づいたら。
期限内なら申告書を出し直せます。期限後に税額が増える誤りは修正申告、減る誤りは更正の請求で直します。
予定納税の通知が来たら。
前年の所得税が15万円以上の人には、7月と11月に予定納税があります。納めた額は確定申告で差し引かれます。
出典(確認日)
- 国税庁 No.2020 確定申告(2026-10-15)
- 国税庁 No.2072 青色申告特別控除(2026-10-15)
- 国税庁 No.2070 青色申告制度(2026-10-15)
- 国税庁 令和7年分 青色申告決算書(一般用)の書き方(2026-10-15)