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旅費交通費:電車・タクシー・出張の経費

最終確認日 2026年10月17日

まず、よくある答え

仕事の移動にかかった電車・バス・タクシー代、駐車場代、高速道路料金、出張の宿泊費は旅費交通費として経費にできます。交通系ICカードはチャージした時ではなく使った時の経費で、事業主が自分に払う日当は経費になりません。

経費になるか判定ツール

支出の名前を入れると、一般的な扱い・勘定科目・根拠を表示します。

支出を調べる

旅費交通費になるもの

出典:国税庁 No.2210 必要経費の知識

交通系ICカードのチャージ

チャージは電子マネーにお金を移しただけで、まだ何にも使っていません(国税庁の消費税の経過措置Q&Aも、チャージの時点では乗車券の販売にならないとしています)。仕事で乗車した日に、その運賃を旅費交通費にします。利用履歴を印刷するかデータで保存し、仕事の移動に印をつけておくと、私用の分と分けられます。

チャージした金額をまとめて経費にすると、私用の乗車や買い物まで含まれてしまいます。

出典:国税庁 消費税の経過措置Q&A(具体的事例編)

タクシー代と駐車場代

仕事の移動でタクシーを使った場合は、日付・区間・用件を記録すれば経費にできます。会食のあと自宅に帰るだけの乗車など、私生活の移動に近いものは家事費寄りに考えます。

駐車場代は仕事の訪問先で払った分が旅費交通費で、自宅の月極駐車場は車の使用割合で按分します。

車の経費

事業主本人の日当は経費にならない

出張旅費規程を作って日当を払う方法は、会社が役員や従業員に払う場合の話です。個人事業主が自分に日当を払っても、お金は自分の手元から動いていないため、必要経費にはなりません(所得税法37条の業務について生じた費用に当たりません)。

国税庁の日当の説明も、役員や使用人に支給するものについてです。従業員に払う日当は、旅費規程にもとづく相当な額なら経費になります。

出典:国税庁 No.6459 出張旅費、宿泊費、日当等

出張の宿泊費と食事

仕事の出張の宿泊費は経費にできます。観光や家族旅行を兼ねる場合は、仕事の日程の分だけを経費にします。出張中の自分の食事は、日常の食事と同じく家事費とされるのが一般的で、取引先との会食なら接待交際費です。

例えば2泊3日の出張のうち2日が商談、1日が観光なら、往復の交通費と商談の日の宿泊費を経費にし、観光の日の宿泊費は除く考え方になります。

記帳の仕方

交通費は件数が多いので、1回ずつ記帳する代わりに、月ごとに交通費の一覧表を作って合計額を旅費交通費として記帳する方法がよく使われます。一覧表には日付、行き先、区間、金額、用件を書き、ICカードの利用履歴と照らし合わせます。会計ソフトなら、ICカードの履歴を取り込んで仕事の乗車だけを選ぶこともできます。

消費税の課税事業者が仕入税額控除を受ける場合、3万円未満の公共交通機関の運賃は、帳簿に記載すれば請求書等がなくても控除できます(国税庁 No.6497)。

自分で確かめる3点

経費になるか判定ツール家事按分 計算ツール

よくある質問

自宅から事務所への交通費は経費になりますか。

自宅とは別に借りた事務所へ通う交通費は、仕事の移動として旅費交通費にするのが一般的です。

定期券を買った場合は。

仕事の移動に使う区間の定期券は経費にできます。私用でも使う区間なら、その分を考えて按分します。

グリーン車や飛行機のビジネスクラスは。

仕事の移動に必要な範囲であれば経費にできますが、金額が大きいほど理由を説明できるようにしておきます。

出典(確認日)

一般的な情報とセルフチェックの提供です(税理士法52条により、個別の税務相談や申告書の作成はお受けしていません)。個別の判断は税理士または税務署にご相談ください。