BridgeInvoice

名前の英語表記

最終確認日 2026年10月23日

まず、よくある答え

名前の英語表記は、パスポートと同じつづりにそろえるのが基本で、日本のパスポートはヘボン式ローマ字(例:佐藤 SATO、本間 HOMMA)で書かれています。順番は、国語審議会の答申と政府の申合せが「姓・名」の順(YAMADA Haruo)を示していますが、民間の書類では名・姓の順も使われています。

名前をローマ字にする(名前タブ)

ひらがなかカタカナで姓と名を入れると、パスポートのヘボン式と、内閣告示の長音の書き方を並べて出します。

名前タブを開く

姓と名の順番

平成12年の国語審議会答申は、日本人の姓名はローマ字でも「姓・名」の順(例 Yamada Haruo)とすることが望ましいとしました。誤解を防ぐために、姓をすべて大文字にする(YAMADA Haruo)か、姓と名の間にコンマを打つ方法も示しています。

令和元年10月には関係府省庁が、各府省庁の公用文では原則として「姓・名」の順で書くと申し合わせ、令和2年1月1日から実施しました。地方公共団体や民間には、差し支えのない限りこの順を用いるよう配慮を求めるにとどめています。

民間の書類ではどちらの順も使われているため、名・姓の順で書く場合も誤りではありません。迷う相手には、姓を大文字にした YAMADA Haruo の形にすると、どちらが姓かがはっきり伝わります。

出典:文化庁 姓名のローマ字表記について(国語審議会答申 平成12年 抜粋)

パスポートのヘボン式の決まり

パスポートの氏名は、戸籍の読み方をヘボン式ローマ字で書くのが原則です。神奈川県パスポートセンターの案内では、ん は N と書き、B・M・P の前だけは M にします(難波 NAMBA、本間 HOMMA、三瓶 SAMPEI)。

っ は次の子音を重ねて書き(服部 HATTORI、吉川 KIKKAWA)、CH の前では T を使います(八丁 HATCHO)。

長音の お と う は書かないのが原則で、佐藤は SATO、大野は ONO になります。名前の最後が おお のときだけは O を重ね、高遠は TAKATOO と書きます。松浦(MATSUURA)のように別の語が続いて母音が並ぶものは長音ではありません。

出典:神奈川県パスポートセンター ヘボン式ローマ字

OH などヘボン式以外のつづり

大島を OOSHIMA と書くようなヘボン式以外のつづりも、実際に使っていることを示す書類を出せば認められる場合があります。家族の間で姓のつづりが違わないようにすることも求められます。

埼玉県パスポートセンターは、いったん登録したパスポートのローマ字氏名は原則として変更できないと案内しています。初めて申請するときに、名刺や海外の口座などで使ってきたつづりとの関係を確かめておくと安心です。

出典:埼玉県パスポートセンター 氏名のローマ字表記

2025年の「ローマ字のつづり方」との違い

令和7年12月の内閣告示第4号「ローマ字のつづり方」は、昭和29年の告示を廃止し、ヘボン式をもとにした内容に改めました。長音は Ōno のように符号を付けるか、Oono のように母音字を並べて書きます。

この告示では、ん はいつも n と書き(Shinbashi)、っ はすべて子音を重ねます(matcha ではなく maccha)。パスポートのヘボン式とは、ここが違います。

文化庁のQ&Aは、パスポートのように各分野で定着してきたローマ字のルールをすぐに変えることは求めていないと説明しています。個人の姓名は当事者の意思を尊重するとしているので、自分の名前はパスポートのつづりに合わせて使い続けて差し支えありません。

出典:文化庁 「ローマ字のつづり方」(令和7年内閣告示第4号)に関するQ&A

名刺・メール・契約書で合わせる

航空券や海外の銀行口座、ビザの書類はパスポートの名前と照らし合わせて確認されるのが一般的で、つづりが違うと照合に手間取ることがあります。仕事で英語の名前を使うときも、パスポートと同じつづりにしておくと書類どうしの食い違いが起きません。

名刺やメールの署名では、名・姓の順で Haruo Yamada と書く人も、姓を大文字にして YAMADA Haruo と書く人もいます。一つの会社の中で順番をそろえておくと、名簿や契約書の署名欄で並べたときに読みやすくなります。

英語表記 変換(名前タブ)住所の英語表記と書き方株式会社・合同会社の英語表記

よくある勘違い

「新しい「ローマ字のつづり方」でパスポートの表記も変わった」

→ 文化庁のQ&Aは、パスポートのように定着したルールをすぐに変えることは求めていないと説明しています。パスポートはこれまでどおりヘボン式です。

「伊藤は ITOH と書くのが正しいつづり」

→ パスポートのヘボン式では長音を書かず ITO です。ITOH のような表記は、使用の実績を示す書類があれば認められる場合があるヘボン式以外のつづりです。

「英語では名・姓の順でなければならない」

→ 国語審議会の答申と政府の申合せは「姓・名」の順を示しています。民間ではどちらの順も使われています。

よくある質問

パスポートと名刺で名前のつづりが違っても問題ありませんか。

名刺のつづりに決まりはありませんが、航空券や海外の手続きはパスポートのつづりで照合されます。仕事で使う英語の名前もパスポートに合わせておくと、書類どうしの食い違いがなくなります。

「じゅんいち」はパスポートでどう書きますか。

ヘボン式では JUNICHI です。ん の後に母音が続いても、パスポートではアポストロフィーを入れません。内閣告示のつづり方では Jun'ichi のように ' で区切ります。

旧姓をパスポートに入れられますか。

埼玉県パスポートセンターの案内では、戸籍上の姓の後ろに旧姓を括弧書きで併記できます。手続きの詳細は申請する窓口で確認します。

出典(確認日)

一般的な情報です。個別の判断は税理士・社労士などにご相談ください。