開業届の記入例と欄ごとの書き方
最終確認日 2026年10月15日
開業届は上から順に、提出先の税務署、マイナンバー、氏名と生年月日、職業と屋号、納税地の区分と住所を書き、下半分で届出の区分(開業に「1」)、所得の種類、開業日、事業の概要などを書きます。自宅で事業をする人は、納税地の区分は「5(住所地)」が一般的です。
開業届 記入例メーカー
ネットショップを始める人の例を入れた状態で開きます。自分の内容に書き換えると、記入例と期限の一覧が変わります。
記入例を作る上半分:本人と納税地の欄
提出先には、納税地を管轄する税務署名を書きます。提出日は実際に出す日です。
マイナンバー欄には12桁の個人番号を書きます。控えを手元に残すときは、番号を書かないか、写らないようにしておくよう記載要領が注意しています。
現在の様式では、納税地について「区分」の欄に番号を書きます。5が住所地、6が居所地、7が事業所等です。自宅以外の事務所を納税地にしたい場合だけ7を選び、自宅の住所は「上記以外の住所地・事業所等」に書きます。
職業と屋号
職業は「Webデザイナー」「雑貨小売」「飲食店経営」のように、何をしているかがわかる言葉にします。国税庁の青色申告承認申請書の記載要領も「洋菓子小売」のように具体的に書く例を挙げています。
個人事業税は、地方税法で定められた70の業種に当たる事業にかかり、業種によって税率が5%、4%、3%に分かれます。職業欄の言葉だけで決まるわけではありませんが、実態と違う書き方は避けます。
屋号は任意です。店名やサービス名が決まっていれば書き、決まっていなければ空欄で出せます。
出典:東京都主税局 個人事業税
下半分:開業の内容
- 届出の区分:開業の太枠に「1」。事業を引き継いだ場合は、引き継いだ先の住所と氏名も書く
- 所得の種類:多くの人は「事業(農業)所得」にチェック。アパートや駐車場の貸付けは「不動産所得」
- 開業・廃業等日:事業を始めた日を和暦で書く
- 開業・廃業に伴う届出書の提出の有無:青色申告承認申請書を出すなら「有」。消費税の課税事業者選択届出書は、免税事業者のままでよければ「無」
- 事業の概要:誰に、何を、どう売るかを具体的に
- 給与等の支払の状況:専従者と使用人の人数、給与の定め方、税額の有無。給与を払わなければ空欄
- 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書の提出の有無:給与を払い、年2回の納付にまとめるなら「有」
- 税理士署名:依頼している税理士がいなければ空欄
事業の概要の書き方の例
ネットショップなら「自作のアクセサリーと仕入れた雑貨を、自社サイトとイベント出店で一般消費者に販売する」のように、商品と売り先を入れます。
受託の仕事なら「企業から依頼を受けて、ウェブサイトのデザインと更新作業を行う」のように、依頼元と作業内容を書くと伝わります。
開業日の考え方
開業日は、実際に事業を始めた日です。準備期間をどこで区切るかは自分で決められますが、青色申告承認申請書の期限はこの日から数えます。
1月15日までに開業した場合、その年から青色申告をするための申請書の期限は3月15日です。1月16日以後なら開業日から2か月以内になります。
よくある質問
記入例をそのまま提出できますか。
できません。提出には国税庁の様式(PDF)か、e-Taxソフトの作成画面を使います。記入例は書き写すための下書きとして使ってください。
ふりがなはカタカナですか。
様式の欄名が「フリガナ」なので、カタカナで書くのが一般的です。
生年月日は西暦で書けますか。
様式は元号を選んで書く形なので、和暦で書きます。記入例メーカーは西暦で入れると和暦に直して表示します。
出典(確認日)
- 国税庁 個人事業の開業・廃業等届出書 記載要領(2026-10-15)
- 国税庁 A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続(2026-10-15)
- 国税庁 A1-8 所得税の青色申告承認申請手続(2026-10-15)
- 国税庁 所得税の青色申告承認申請書 記載要領(2026-10-15)
- 東京都主税局 個人事業税(2026-10-15)