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仕訳とは(借方と貸方の決まりと仕訳例)

最終確認日 2026年10月31日

まず、よくある答え

仕訳とは、ひとつの取引を「何が増えて何が減ったか」の二つの面に分け、左側の借方と右側の貸方に同じ金額で書き込む帳簿の書き方です。どちら側に書くかは、資産・負債・純資産・収益・費用の5つの区分ごとに決まっています。

勘定科目 検索・仕訳メーカー

経費の名前や取引の形から、借方・貸方と消費税の区分を表示します。コピーやCSVで帳簿に写せます。

仕訳を作る

5つの区分と、増えたときに書く側

勘定科目はどれも、資産・負債・純資産・収益・費用のどれかに属します。資産と費用は増えたら借方(左)、負債・純資産・収益は増えたら貸方(右)に書きます。減ったときは、それぞれ反対の側に書きます。

借方と貸方という言葉に「借りる」「貸す」の意味はありません。左と右の呼び名だと考えて差し支えありません。ひとつの取引の借方の合計と貸方の合計は、どの仕訳でも一致します。

資産・負債・純資産は貸借対照表、収益・費用は損益計算書に集計されます。
区分主な勘定科目増えたとき減ったとき
資産現金、普通預金、売掛金、商品、前払金借方貸方
負債買掛金、未払金、借入金、預り金、前受金貸方借方
純資産資本金、繰越利益剰余金(個人は元入金)貸方借方
収益売上高、受取利息、雑収入貸方借方
費用仕入高、給料、地代家賃、消耗品費借方貸方

よくある取引の仕訳例

商品を11万円で掛け売りした場合、売掛金(資産)が増えるので借方に売掛金、売上高(収益)が増えるので貸方に売上高を書きます。代金が振り込まれたら、普通預金が増えて売掛金が減るので、借方に普通預金、貸方に売掛金です。

事務用品を現金3,300円で買った場合は、借方に消耗品費(費用の増加)、貸方に現金(資産の減少)です。どの例も、片方の増減だけを書くことはなく、いつも相手側の科目が付きます。

下の仕訳メーカーでは、取引を選んで金額を入れると、借方・貸方と消費税の区分を表示します。税抜経理を選ぶと、課税の行から仮払消費税や仮受消費税を分けた形になります。

仕訳と消費税の区分

仕訳の一行ごとに、消費税の区分(課税・非課税・不課税)を付けておくと、消費税の申告で集計できます。売上や仕入、経費の多くは課税ですが、給料、税金、借入金の返済、売掛金の入金などは消費税の対象外です。

国税庁の資料では、対価を得て行う資産の譲渡や役務の提供が課税の対象とされています。お金が動いても、何かを売ったり買ったりしていない取引には消費税がかからない、と覚えておくと判断しやすくなります。

個人事業主と法人で違う科目

仕訳の決まりは同じですが、使う科目が一部違います。個人事業主は、事業用のお金を生活費に回したときの事業主貸、個人のお金を事業に入れたときの事業主借、純資産にあたる元入金を使います。

法人は、純資産に資本金や繰越利益剰余金を使い、社長への給与は役員報酬です。個人事業主が自分に払うお金は給料にならず、事業主貸として記帳します。

仕訳から決算書までの流れ

仕訳帳とは(書き方と記入例)総勘定元帳とは(書き方と見方)青色申告決算書とは

よくある勘違い

「借方は借りたお金、貸方は貸したお金を書く欄だ」

→ 借方は左、貸方は右という位置の呼び名です。借入金を受け取ったときは、増えた普通預金を借方、増えた借入金(負債)を貸方に書きます。

「複式簿記で仕訳をしないと確定申告できない」

→ 白色申告や青色申告の簡易簿記でも申告はできます。ただし青色申告特別控除の55万円・65万円は、正規の簿記(一般的には複式簿記)が条件です。

よくある質問

仕訳はいつ書けばよいですか。

取引があった日の日付で記帳します。売上は商品を渡した日、仕入は受け取った日が一般的な基準で、代金のやり取りがあった日とは限りません。

一つの取引に科目が三つ以上出てもよいですか。

かまいません。給料から源泉所得税などを差し引いた場合のように、借方一つに貸方が複数の仕訳(複合仕訳)もよく使います。合計が一致していれば正しい形です。

仕訳を間違えたらどうしますか。

会計ソフトなら元の仕訳を直します。紙の帳簿では、間違えた仕訳と反対の仕訳を書いて打ち消し、正しい仕訳を書き直す方法(訂正仕訳)が一般的です。

出典(確認日)

一般的な情報とセルフチェックの提供です(税理士法52条により、個別の税務相談や申告書の作成はお受けしていません)。個別の判断は税理士または税務署にご相談ください。

取引の仕訳メーカー

取引と金額を選ぶと、借方・貸方と消費税の区分を表示します。入力はこのページの中だけで計算し、送信も保存もしていません。

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