7時間・8時間勤務の休憩
最終確認日 2026年10月24日
労働時間が7時間や8時間ちょうどの勤務なら、休憩は45分で足ります。1時間が必要になるのは、休憩を除いた労働時間が8時間を超えるときです(労働基準法34条1項)。8時30分から17時15分まで45分休む勤務は実働8時間で45分で足りますが、残業で8時間を超えた日は、労働時間の途中であと15分の休憩が必要になります。
休憩時間の計算
始業・終業と休憩の時刻から、労働時間(実働)と法律で必要な休憩、足りない分を計算します。1週間のシフト表も確かめられます。
シフトで計算する7時間勤務の休憩
7時間勤務は、6時間を超え8時間以下なので、休憩は少なくとも45分です。8時45分に始めて16時30分に終わる勤務で45分休めば、実働はちょうど7時間です。7時間30分の勤務も同じ区分で、9時から17時15分に45分休めば、45分の休憩で足ります。
7時間勤務で1時間の休憩を取る会社もありますが、法律の最低限は45分です。逆に休憩を30分にすると、8時45分から16時15分の拘束で実働7時間になり、45分に届かないため基準を下回ります。
8時間ちょうどと、8時間を超える場合
8時30分から17時15分まで、12時から12時45分の休憩を取ると、実働は8時間ちょうどです。8時間を超えていないので、45分の休憩で足ります。
9時から18時までの勤務で休憩が45分だと、実働は8時間15分になり、1時間が必要です。このシフトは休憩を1時間にすると実働8時間になり、基準を満たします。9時から18時の勤務で昼休みが1時間の会社が多いのは、この境目に合わせた形です。
残業で8時間を超えた日
所定の実働が8時間で休憩45分の会社でも、残業をした日は実際の労働時間が8時間を超えます。山梨労働局は、この場合に追加で15分の休憩を与えるよう説明しています。
残業が30分だけの日でも、実働が8時間を1分でも超えれば同じ扱いです。8時30分から17時15分の勤務で18時15分まで1時間残業するなら、17時15分の定時の後、残業に入る前などに15分休むと、休憩は合計1時間になります。休憩も労働時間の途中に与える必要があるため、残業を終えた後の15分では足りません。
実働時間の数え方
実働は、終業から始業を引き、そこから休憩の合計を引いた時間です。7時30分から16時30分で、11時30分から12時15分と14時から14時15分に休むと、拘束9時間から休憩1時間を引いて実働8時間になります。
日をまたぐ勤務は、翌日の終業に24時間を足してから引きます。22時から翌7時までで休憩1時間なら、実働は8時間です。休憩の時刻を途中に置けているかもあわせて確かめます。
1時間の休憩を分けるとき
1時間の休憩は、まとめて取らなくてもかまいません。8時から17時の勤務で、12時から12時45分と15時から15時15分に休めば、合計1時間で実働8時間です。山梨労働局も、途中に取得していれば分割できると説明しています。
6時から15時の早番のように昼より前に休憩を置きにくい勤務でも、9時30分に15分、12時に45分と分ければ途中に与えられます。分けるときは、それぞれが実際に休める長さになっているかを、勤務の流れとあわせて確かめます。
よくある勘違い
「8時間勤務なら休憩は必ず1時間だ。」
→ 実働8時間ちょうどなら45分で足ります。1時間が必要なのは8時間を超えるときです。
「残業した日も、休憩は所定どおりの45分でよい。」
→ 実際の労働時間が8時間を超えた日は、休憩は合計1時間必要です。
よくある質問
9時から18時で休憩45分の求人を見かけました。
実働が8時間15分になるため、法律では1時間の休憩が必要です。休憩の時刻と長さを確かめます。
追加の15分はいつ取ればよいですか。
労働時間の途中であればよく、残業に入る前などが一般的です。
出典(確認日)
- 労働基準法(e-Gov法令検索)第34条・第40条・第41条・第119条(2026-10-24)
- 厚生労働省 よくある質問(休憩時間の長さ)(2026-10-24)
- 山梨労働局 休憩?手待ち時間??(2026-10-24)
- 厚生労働省 よくある質問(休憩時間の分割・手待時間)(2026-10-24)