Wordの差し込み印刷のやり方
最終確認日 2026年10月23日
Wordの差し込み印刷は、[差し込み文書]タブで文書の種類を選び、[宛先の選択]でExcelの名簿を指定し、[差し込みフィールドの挿入]で列を置いてから[完了と差し込み]で印刷します。金額のカンマが消えるのは、Excelの表示形式がWordに引き継がれないためで、フィールドに数値書式スイッチ(\# #,##0)を付けると直ります。ラベルで同じ人が続くときは、各ラベルに「次のレコード」が入っているかを確かめます。
差し込み印刷ツール(Word不要)
Wordを使わずに、ExcelやCSVの名簿からはがき・封筒の宛名、ラベル、1人1枚の文書をブラウザで作って印刷できます。
Wordなしで差し込み印刷するExcelの名簿を整える
差し込みに使う名簿は、1行目に「氏名」「郵便番号」「住所」のような見出しを置き、2行目から1行に1人ずつ書きます。途中に空いた行や結合したセルがあると、Wordが表の範囲を正しく読めないことがあります。
郵便番号の列は、文字列として書式を設定しておきます。Microsoftは、文字列にしていないと差し込みの途中で先頭のゼロが消えると案内しています。060から始まる北海道の番号などは特に注意が要ります。
文書・ラベル・封筒の手順
基本の流れは、どの種類でも同じです。Wordで[差し込み文書]タブを開き、[差し込み印刷の開始]で作るもの(レター、ラベル、封筒など)を選び、[宛先の選択]の[既存のリストを使用]でExcelのファイルとシートを指定します。
文書なら、本文の中で差し込みたい位置に[差し込みフィールドの挿入]から列を入れ、[結果のプレビュー]で1件ずつ確かめてから[完了と差し込み]で印刷します。ラベルは、最初の1枚目に住所ブロックなどを置いて[ラベルの更新]を押すと、同じ配置がほかのラベルにも写ります。
封筒は、本番の前に何枚か印刷してレイアウトを試すようMicrosoftは勧めています。プリンターによって給紙の向きや余白が違うため、最初の1枚で位置を確かめてから全件に進むと、封筒を無駄にせずに済みます。
数字のカンマが消えるとき
Excelで「1,234,567」と見えている金額が、Wordに差し込むと「1234567」になることがあります。Microsoftの説明では、差し込まれるのはExcelに保存されている元の値で、Excel側で付けた表示形式は引き継がれません。
直し方は、Word側のフィールドに数値書式スイッチを付けることです。Alt キーを押しながら F9 キーを押すとフィールド コードが表示されるので、{ MERGEFIELD 金額 } を { MERGEFIELD 金額 \# #,##0 } のように書き換え、もう一度 Alt+F9 で戻します。桁区切りの記号は、Windows の地域設定で決まります。
日付も同じ理由で「2026/11/30」が別の形で入ることがあります。日付には日付/時刻書式スイッチ(\@)を使います。数値の小数点以下を固定したいときは \# #,##0.00 のように0の数で桁を指定します。
出典:Microsoft サポート「Word で Access または Excel データ ソースを使用すると、日付、電話番号、および通貨フィールドが正しく差し込まれない」
ラベルの2枚目以降に同じ人が出るとき
Wordはラベルの用紙を表として並べ、2枚目以降の各セルの先頭に「次のレコード」というルールを入れて、セルごとに次の人へ進めています。このルールがないセルは前のセルと同じ人を表示するため、1枚のシートに同じ宛名が並びます。
よくある原因は、最初のラベルだけを作って、残りのセルにコピーで貼り付けたことです。[差し込み文書]の[ルール]から[次のレコード]を各セルの先頭に入れるか、最初のラベルを整えたあと[ラベルの更新]を押して入れ直します。
反対に、1枚目のシートは正しいのに2枚目のシートで名簿の途中が飛ぶときは、余計な「次のレコード」が入っていないかを確かめます。
Googleドキュメントとスプレッドシートの場合
Googleのヘルプで差し込みについて案内されているのは、Gmailの「メールへの差し込み」です。スプレッドシートの列見出しが差し込みタグになり、受信者ごとに内容を変えたメールを送れますが、使えるのは Workspace Individual や Business Standard 以上などの対象プランです。
2026年10月23日の時点で、Googleドキュメントで名簿から1人1枚の印刷物を作る機能のヘルプページは見つかりませんでした。印刷が目的なら、スプレッドシートを .xlsx か CSV でダウンロードして、Wordかこのサイトの差し込み印刷ツールで使う方法があります。
よくある勘違い
「金額のカンマが消えるのは、Excelの表示形式の設定が間違っているから。」
→ Excel側の表示形式はWordに引き継がれないため、Excelで直しても変わりません。Wordのフィールドに数値書式スイッチを付けます。
「ラベルで同じ人が並ぶのは、名簿の並べ方が悪いから。」
→ 多くは各ラベルに「次のレコード」が入っていないためです。ルールを入れ直すか[ラベルの更新]を押します。
「差し込み印刷にはWordが必要。」
→ Excelの関数で1人ずつ表示する方法や、ブラウザで名簿を読み込んで印刷するツールでも作れます。
よくある質問
郵便番号の先頭の0が消えます。
Excelの郵便番号の列を文字列として書式設定してから、名簿を指定し直します。
全員分を1つのWord文書にまとめたい。
[完了と差し込み]で[個々のドキュメントを編集]を選ぶと、全件が1つの新しい文書になります。
出典(確認日)
- Microsoft サポート「Word 差し込み印刷用に、Excel データ ソースを準備する」(2026-10-23)
- Microsoft サポート「フィールドの結果の書式設定」(2026-10-23)
- Microsoft サポート「Word で Access または Excel データ ソースを使用すると、日付、電話番号、および通貨フィールドが正しく差し込まれない」(2026-10-23)
- Microsoft サポート「差し込み印刷のルールを設定する」(2026-10-23)
- Microsoft サポート「メーリング リストのラベルを印刷する」(2026-10-23)
- Microsoft サポート「封筒の差し込み印刷を行う」(2026-10-23)
- Gmail ヘルプ「メールへの差し込み機能を使用してカスタマイズしたメールを送信する」(2026-10-23)