海外クライアントが増えるにつれ、「英語の請求書をどう作るか」は多くの事業者の悩みになっています。会計ソフトにはデータがあるのに、英語帳票だけはうまく出せない——本記事では主要な選択肢を正直に比較します。
選択肢の全体像
英語の請求書を作る方法は、大きく次の4つに分かれます。
- 会計ソフトの標準機能(freee / マネーフォワード)
- Excel・スプレッドシートで手作り
- 請求書特化ツール(board.jp、PASELLY など)
- 既存データ連携型ツール(BridgeInvoice)
比較表
| ツール | 英語対応 | 外貨換算 | 既存データ連携 | インボイス制度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| freee 標準 | 限定的 | 非対応 | ◎(自社データ) | ◎ | カスタムテンプレートは2025年8月終了 |
| マネーフォワード | 限定的 | 非対応 | ◎(自社データ) | ◎ | 外貨請求書は公式に非対応 |
| Excel手作り | 自由 | 手計算 | × | △(手作業) | 転記ミス・更新漏れのリスク |
| board.jp | 一部 | 一部 | △ | ◎ | 国内業務中心 |
| PASELLY | ◎ | ◎ | × | ○ | 海外特化だが再入力が必要 |
| BridgeInvoice | ◎(日英韓中) | ◎(自動) | ◎(freee連携) | ◎(税率別内訳) | freeeから直接取得 |
※各サービスの仕様は変更される可能性があります。導入前に最新情報をご確認ください。
それぞれの長所と短所
会計ソフトの標準機能
すでにデータが入っているのが最大の強みです。一方で、英語レイアウトや外貨表示には弱く、海外向けの体裁を整えるには力不足です。
Excel・スプレッドシート
レイアウトは自由ですが、会計ソフトからの転記が必要で、ミスや更新漏れが起きやすいのが難点です。件数が増えるほど運用が破綻します。
請求書特化ツール
PASELLYのように海外請求に強いサービスもありますが、多くはデータを改めて入力する必要があり、会計ソフトとの二重管理になりがちです。
既存データ連携型(BridgeInvoice)
freeeとOAuthで連携し、入力済みの請求書データをそのまま英語・バイリンガルPDFに変換します。再入力ゼロで、外貨換算・税率別内訳・源泉徴収にも自動対応します。
「再入力しない」ことがなぜ重要か
英語請求書づくりで最も時間とミスを生むのは、同じデータを二度入力する工程です。金額・取引先・税率はすでに会計ソフトにあります。これを再利用できれば、
- 転記ミスがなくなる
- 数字の整合性が保たれる(会計と請求が一致)
- 作成時間が1分以内に短縮される
というメリットが得られます。手作業のExcelや、ゼロから入力するツールでは得られない価値です。
まとめ
英語請求書のツール選びでは、「英語が出せるか」だけでなく「既存の会計データを活かせるか」を軸に考えるのがおすすめです。freeeをお使いなら、連携型のBridgeInvoiceが最も手間の少ない選択肢になります。